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印刷・プリプレスシステム

惠友印刷株式会社 様(以下 敬称略)におけるモノクロレイアウトプルーファLP-1010の選定、導入の経過と事業の取り組みについて、同社プリプレス部部長 大島勝範氏にお話を伺った。

ダイレクト刷版による効率化

惠友印刷株式会社は、1995年創業の東京都板橋区に本社・工場を構える印刷会社である。新宿区に営業所と制作オフィスを置き、企画・制作・編集からプリプレスまで行っている。

主な事業内容は、出版印刷であり商業印刷やデジタルコンテンツの企画・制作も行っている。

同社は、印刷業界で初めて四六全判両面印刷機でのダイレクト刷版印刷(シルバーマスター)システムを展開した印刷会社 である。現在は同システムのほか、四六全判両面印刷機での最先端デジタル技術CTPシステムを導入しており、小部数(50〜5000部)の書籍印刷を得意 にしている。

印刷物の企画・制作から印刷・加工まで、一貫した生産システムを整えている。

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アナログとデジタル作業の融合

case08_ph1.jpg同社は、Macintoshを始め、スキャナ、RIP、DDCP(Direct Digital Color Proofing)、プリンタ、サーバ、通信設備、CTP、各種印刷機を備えている。具体的には、1997年に四六全判ダイレクト印刷の営業を開始後、 2002年に板橋区に工場を統合、サーマルCTPシステムを導入した。その後、2005年菊半裁オフセット枚葉印刷機(4色機)を導入し、カラー印刷分野 を強化している。

また、2006年にハイエンドDDCPやデジタル印刷機、2007年6月にはCTPワークフロー用高速モノクロレイアウトプルーファ(Teriostar LP-1010 Series)を導入した。

同社は、CEPS(Color Electoric PrePress System)時代の技術者がもつノウハウをMacintoshへとデジタル機器を柔軟かつ効率良く導入し、プリプレスのデジタル化を確立しつつ、フイル ムや紙版下など従来の製版にも幅広く対応している。
長年培ってきた技術・ノウハウを駆使するアナログ作業と、効率化と精度を追求するデジタル作業の両方を使い分け、結果的に高品位な印刷物を提供しているのが大きな特徴である。

CTP導入に伴いプリプレス側では、最終出力用1bit TIFFデータをLP-1010などの校正システムへ出力したり、PDFデータによる板橋工場へのネットワーク配信を行っている。

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LP-1010システム導入によって得られる 校正作業の効率化とコスト削減効果

惠友印刷では、1色・2色を中心にしたページ物印刷が多く、顧客への校正用途、また社内における文字、レイアウト、面付け確認などの用途として、LP-1010に代表される高速モノクロプリンタの利用価値は大変大きなものがある。

今回の導入ケースでは、スピードと品質に加え、ランニングコストや使い勝手についても事前に検討している。

数社の製品を比較、検討した結果、セイコーアイ・インフォテックTeriostar LP-1010が選択され、導入後にその実力を確実に発揮していることが印象的であった 。

大島部長は「このシステムは、高速かつ高品質を実現し、検版プルーフとして実際の印刷物との違いがほとんどないこ とが一番のメリットである。さらに、網点やモアレの確認まで可能であり効率化を図ることができる」と話している。また、「見逃せないのが、カウントチャー ジやメンテナンス契約などのランニングコストである。その比較においても、LP-1010は圧倒的に優位であった」と分析する。さらに、「導入直後は品質 面で厳しい注文をしたが、見当精度など改善要求をお願いしたところ、メーカー側の迅速な対応に大変満足のいく結果が得られている」と説明した

また、「以前のシステムでは、写真についてはアタリという前提で作業していたため、実際には粗画像に気づかず印刷 事故につながるケースもあった。また、顧客にもアタリとして校正いただいていたが、LP- 1010 導入後は出力プリントの品質が格段に向上したため、印刷を前提にした校正が可能になった」と話している。さらに、「ヘアライン(極細線)においても以前の システムでは、線が飛んだり、太くなって印字されるケースが多かったが、LP- 1010 では太さが忠実に再現されるため、印刷を前提にした校正の役割を十分果たしている」と説明している。

印刷会社においては、4 色だけではなく 1 色や 2 色の印刷物受注もある程度の量になることが多い。また、CTP が主流になるにつれ、LP- 1010 のような大判モノクロプリンタの活躍する場面がますます多くなっている。

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顧客に信頼されるパートナーを目指して

同社は、モノクロのページ物の印刷から始まり、デジタル・マルチメディア時代に即応し、新しいテクノロジーを導入して、業務の標準化を基盤にしたワークフローによって生産性の向上を図ってきた。

また、最近ではモノクロ印刷にとどまらず、フルカラーにおいても高品位の印刷物を提供するために、技術と設備面を強化している。

同社の設備・システムは、特定のサプライヤーに依存することのないマルチベンダーで運用されている。また、個々の機材やシステムは有機的に結合され、全体最適と内部統制が図られている。

自社開発の基幹システム「Web Office」は、基本的にスケジュール管理、工程管理を行う内部システムであるが、メンバー間のリアルタイムの情報共有を実現し、顧 客への迅速・適切な対応や案内にも役立っている。

このように、10 数余年におよぶ印刷の技術、ノウハウ が結集された同社のシステム基盤は、競争力の源泉に なっている。

同社の印刷物製造工程において、フイルムを使用していた従来の製版では、印刷用の校正として青焼き(フイルムを使用し た複写技法によって光の明暗が青色の濃淡として写されるもの)を使っていたが、CTP などフイルムレスの製版では、LP-1010 に代表される高速モノク ロプリンタは欠かせない設備である。

顧客に信頼されるメディアパートナーを目指している惠友印刷において、印刷物の品質に直結する設備である LP-1010 が、重要な位置付けとして導入されたことは 明白である。

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惠友印刷株式会社
東京都板橋区大原町 46-2
TEL 03-3558-9311
FAX 03-3558-9411
http://www.keiyu-printing.jp/

 


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